YES（イエス）、10月1日リリース予定のニュー・アルバム『The Quest』予約開始。1stトラック“The Ice Bridge”MVも公開

YESが10月1日にリリースする予定の7年ぶり、22作目のスタジオ・アルバム『The Quest』から、1stトラック“The Ice Bridge”のミュージック・ビデオが公開。アルバムの予約も併せて開始された。

YES - The Ice Bridge (Official Video)

『The Quest』のレコーディングは世界を股にかけて行われた。Steve Howe（Gt）、Geoff Downes（Key）、Jon Davison（Vo）はイギリスで、Alan White（Dr）とBilly Sherwood（Ba）はアメリカのスタジオで落ち合い、セッションを行った。

「Billy Sherwoodと私はベースとドラムのリズム・セクションを全部アメリカで録ったんだ」とAlan Whiteは語り、「彼がよく使っているロサンゼルスのアンクル・スタジオでね。いい作業場所があると助かるよ」と笑う。

「それにBillyはレコーディングが本当に得意だから、比較的早く作業を終えることができた。LAに行く前にかなり時間をかけてさらってきたから、準備ができていたしね」。

Alan Whiteはこうコメントしている。「この曲に参加できたことを極めて誇りに思っているし、映像も優れていると確信している。“The Ice Bridge”はたくさんの才能がコラボによりひとつになることによって生まれた。ファンやオーディエンスが、今回公開したクリエイティヴィティの結果を楽しんでくれることを願っているよ。これを世界と共有できることを嬉しく思っているし、みなさんが作品の流れを楽しんでくれることを願っているんだ」

Steve Howeはこう付け加える。「“The Ice Bridge”はオーケストラに支えられ、Cマイナーというダークでムーディなキーでアルバムの幕を開ける。唸るベース・パートで曲の本編が始まると、ヴォーカルとギターが様々な構成を紆余曲折する旅が始まって、氷が割れる音が聞こえるブレイクダウンまで続くんだ」

Geoff Downesと共に気候変動の危険性に目を向けた“The Ice Bridge”（Davison／Downes）に取り組んだJon Davisonは、バンド・メイトとのコラボレーションにどのように取り掛かったかを説明した。

「通常は各メンバーがそれぞれの担当パートを書くことを任されて、自分の個性をそこに入れるんだ。Geoffは自分が作った、エキサイティングで多くの場合ゴージャスでもある音の断片を送ってくれて、必要に応じて自由に発展させてくれと言ってくれた。そのおかげでヴォーカルを担う自信ができたよ。歌詞、ヴォーカルのメロディ、ハーモニー、ヴォーカルの見せ方、ユニークなフレージングの仕方……それでいて、Geoffのもともとのアイディアに忠実であり続けるように努めたんだ」

「Jonのヴォーカルは最高だよ」とGeoff Downesが付け加える。「彼はYESのヴォーカリストとして、本当に真価を発揮するようになった。今回は一緒に曲を書くようになったし、他のミュージシャンと作業を共にするようになって成長したよ。今回のアルバムで豊かな土壌を掘り当てたと思うね」

ジャケットのアートワークはYESのコラボレーターを長年務めるロジャー・ディーンがデザイン／制作を手掛けている。収録曲は11曲で、メインCDに8曲、ボーナスCDに3トラックの2CD構成。5.1chと96KHz／24bitの音源を収録したBlu-rayとCDで発売される。

▼リリース情報
YES
スタジオ・アルバム
『The Quest』
10月1日（金）リリース

［高品質Blu-spec CD2］※共通
■Disc-1
01. The Ice Bridge
02. Dare To Know
03. Minus The Man
04. Leave Well Alone
05. The Western Edge
06. Future Memories
07. Music To My Ears
08. A Living Island

■Disc-2
01. Sister Sleeping Soul
02. Mystery Tour
03. Damaged World

［Blu-ray］※完全生産限定盤のみ
Disc-1、Disc-2に収録の楽曲11曲＋同楽曲のインスト・バージョン11曲の計22曲が
・96bit／24kHz Stereo LPCM
・DTS-HD Master Audio 5.1ch
・48bit／24kHz 5.1ch LPCM
の音源で収録