Timbaland & Magoo(6)
THE LOX
We Are The Streets
Ruff Ryders/Interscope(2000)
スウィズ・ビーツ、PKらラフ・ライダーズの面々がタテノリの派手なトラックを並べるなか、生音の響きをファンキーにループさせたティンバ製“Ryde Or Die, Bitch”はひときわ印象的に耳残りする。結果的にもっとも支持を集めたこの曲で、ティンバのサウンド・フォルムはまた次の段階へ。 *出嶌
MISSY ELLIOTT
Miss E... So Addictive
Gold Mind/Elektra(2001)
胡座をかいたり、左手で団扇をあおいだりするもんでしょう、ティンバほど成功してしまった人なら普通。でも、ここには彼のアップデイトされた攻撃的ビートの数々がもったいないぐらいに満載されています。いまのサウンドの真相が知りたければ、このアルバムを聴かなければ大ウソ。 *JAM
MOURIN ROUGE!
Soundtrack
Interscope(2001)
ティンバランドがプロデュースした、ベックによるデヴィッド・ボウイのカヴァー“Diamond Dogs”を収録。圧し殺したようなヴォーカルに、くぐもったスモーキー・グルーヴを絡みつかせていく、才能と才能の衝突劇。豪華なキャスティングで話題となったサントラの裏ハイライトだ。 *出嶌
LIMP BIZKIT
New Old Songs
Flip/Interscope(2001)
リンプ・ビズキットのリミックス集では、“Take A Look Around”と“Rearranged”の2曲をデジタル・ファンク手術。フレッド・ダーストのフロウに合わせてか、イメージどおりの旧ティンバ・サウンドに終始しているが、E-40や8ボール、ババ・スパークスら変態にラップさせて自己世界を補完。 *出嶌
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カテゴリ : インタビューファイル
掲載: 2002年05月16日 14:00
更新: 2003年03月06日 20:03
ソース: 『bounce』 228号(2001/12/25)
文/出嶌 孝次