エドのゲスト・リストに記された名前と、そこから導き出されるミュージカル・バックグラウンド(3)
HIP HOP
『Ed's Guest List』にはオーガニック・ヒップホップ・グループ、スプークスのヴォーカリストであるミン・ジア(フィリーのシャーデーとも呼ばれる女性)の素晴らしい歌モノもあるが、そういうことはさておいても、エドはかなりのUSヒップホップ好きのようだ。なかでもドクター・ドレーには「シンプルなループがカッコ良すぎる!」と相当入れ込んでいる様子。“Deal With The Matter”のシンセ・リフなどには、『2001』以降のドレー・ワークスの影響がありありと。メジャー感が強く情感に訴えかける音色選びなどは最近のアーヴ・ゴッティ&セヴンにも近いかな? (出嶌)
ドクター・ドレー『2001』(Aftermath/Interscope)
カテゴリ : インタビューファイル
掲載: 2002年07月25日 12:00
更新: 2003年02月10日 15:06
ソース: 『bounce』 234号(2002/7/25)
文/青木 正之、出嶌 孝次