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インタビュー

Tahiti 80

そのあまりにストレートなポップ・センスが爆発したデビュー作『Puzzle』より2年。彼らがさらにしなやかに、逞しくなって帰ってきた。音楽への愛情と創造へのチャレンジに満ちた新作は、間違いなく21世紀クラシック!


 フレンチでタヒチ、といえば思い出すのが、画家ゴーギャン。どうしても絵が描きたくてしかたがなかった彼は、画家を志し仕事を辞めて南の島へ渡る。彼はしばらくそこで絵を描いて暮らし、やがて帰国。さっそく描きためた絵で個展を開くが失敗し、失意のうちに人生を終える(アーメン)。そんな彼が、その失意のなかでいつも帰りたがっていた夢の島をグループ名に持つバンドがタヒチ80。グザヴィエ・ボワイエ(ヴォーカル/ギター)、メデリック・ゴンティエ(ギター)、シルヴァン・マルシャン(ドラムス)、ペドロ・ルスンド(ベース)からなる4人組だ。カラフルでナチュラル、そんなゴーギャンのタッチにも似たポップ・センスを持つ彼らが、デビュー作『Puzzle』より約2年、待望の(まさに!)ニュー・アルバム『Wallpaper For The Soul』を届けてくれた。

カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2002年09月26日 12:00

更新: 2003年02月13日 10:58

ソース: 『bounce』 236号(2002/9/25)

文/村尾 泰郎