インタビュー

さあ、みんなで鍵を開けてみよう! 彼らのフェイヴァリット・アルバムから新作の秘密を探る〈4つの扉〉(その1)

*ストリングスの優雅な調べ*

リチャード・ヒューソンというベテラン・アレンジャーを迎えることで、前作にはないオーケストラル・ポップとしての側面を打ち出した新作。グザヴィエによるとジェイムス・テイラー『James Taylor』収録の“Carolina In My Mind”を聴いて以来、リチャードの弦に恋していたらしい。ほかにお気に入りのストリングス・ポップとして、ニック・ドレイク“Weatherman”、ビッグ・スターの“For You”、コリン・ブランストーン“Misty Roses”などをリストアップしている彼。当然のようにバラード曲が多くて、そこには繊細でロマンティックな詩人の横顔が窺えるようだ。


ジェイムス・テイラー『James Taylor』(Capitol)

カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2002年09月26日 12:00

更新: 2003年02月13日 10:58

ソース: 『bounce』 236号(2002/9/25)

文/村尾 泰郎