ソー・ソー・デフで培われたリル・ジョンのベース魂
TLCのチリいわく〈目立たないすごーくオタクな子〉だったというジョン君はラジオDJとして業界に足を踏み入れ、A&Rとしてソー・ソー・デフ入社。アッシャーやエクスケイプのリミックスなども手掛けているが、やはり彼が名を上げたのは総監督を務めた〈So So Def Bass All-Stars〉シリーズだろう。地元のストリップ・クラブなどでずっと親しまれてきたマイアミ・ベースを聴きやすく改編して大ヒットを記録した同シリーズは第3弾まで続き、無名時代のイン・ヤン・トゥインズらも登場。リル・ジョンの音もベースからバウンス、クランクに至る流れをそこで示しているので軽視は禁物だ。
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カテゴリ : インタビューファイル
掲載: 2005年01月13日 11:00
更新: 2005年01月20日 18:16
ソース: 『bounce』 261号(2004/12/25)
文/出嶌 孝次