こんにちは、ゲスト

ショッピングカート

インタビュー

cro-magnon

新しいヴァイブレーションの発火点はいつも真夜中のダンスフロアにある。音楽の銀河を彷徨う3人の生み出した愛と幻想のグルーヴが、ついに解放される時が来た!


 音楽ジャンルの細分化が進んだといわれる今日においては、そのジャンル間を横断する意味でよく〈雑食性〉というキーワードが好意的に用いられる。しかし、実際の食生活がそうであるように、食い合わせの悪い雑食はただの〈暴食〉となり、内臓にストレスを与えるだけだ。だからもし〈雑食音楽〉を好意的な意味で紹介するなら、ある美意識に基づいてスパイスが吟味されており、結果として前菜からデザートに至るまでが〈ただの美味しいもの〉として楽しめるようになっているような、そんな音楽が挙げられるべきである。そういう作品にはなかなか出会えないけれど……ここにご紹介するのはそんな音楽。一級のグルーヴとメロウネスをダンスフロアで折衷するバンド、cro-magnonの登場です。

カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2006年06月01日 22:00

ソース: 『bounce』 276号(2006/5/25)

文/リョウ 原田