王者も認めたスティーヴン・マクレガーって何者? 彼のキャリアとこれまでのワークスを紹介! (その2)
FREDDIE McGREGOR
『Comin' In Tough』 Big Ship(2005)
傑作と名高い本作では、ナイヤビンギ風味の“Love On Our Side”や“Choices”など、シンプルながら深みのあるトラックを提供。これがプロデューサー・デビュー作とは思えないほど高品質だ! *カシワ
YESHEMABETH
『A New State Of Mind』 Mabeth(2005)
フレディの作品とほぼ同時進行で制作していたという実姉のアルバム。ほとんどの曲に関与し、洗練されたR&Bトラックを提供している。音の抜き差しの巧さがこの時点で確立されていたことに驚くばかり! *魚住
VARIOUS ARTISTS
『Cartoon And One Two』 Big Ship(2006)
ジョグリンとミディアム、毛色の違う2つのオケを収録した2ウェイ・コンピ。〈15歳で、しかもフレディの息子が制作!〉というハイプと共に寄せられた期待を軽々と上回り、特にアニメからインスパイアされたキッズ丸出しの〈Cartoon〉リディムは大人気に。*カシワ
DA'VILLE
『On My Mind』 VP(2007)
シルキーなミディアムがズラリと並んだ本作で、大ヒットした表題曲をはじめとする半数近い曲を担当。ただ、なぜかフレディ“And So I Will Wait For You”のカヴァーは別人がプロデュース。反抗期か? *カシワ
COLLIE BUDDZ
『Collie Buddz』 Columbia(2007)
初の海外仕事となった本作収録の“Defend Your Own”は、スパニッシュ・ギター風のウワ音と重たいベースが格好良い攻めの一曲。派手さはないが、バッドな雰囲気が男心をくすぐる。*魚住
MICKY RICHISTS
『Good Morning』 KAPPATSU/KSR(2007)
日本人でいち早く起用したのは恐らくこの男。スティーヴン・サウンドの特徴でもあるトリッキーな変調が聴きどころで、夜がよく似合うどこかアヴァンチュールな仕上がりに。*魚住