インタビュー

外部ワークスも含めてシーンを制圧にかかるコンヴィクト軍団! その1

 本文にもあるように近年のエイコンは、自社アクトのエスタブリッシュと自作の録音に力を注いでいたようで、2005~2006年ほどには外部プロデュースを請け負っていない。そんななかでも、アシャンティ&ネリーの“Body On Me”やスリー6マフィア“That's Right”、デヴィッド・バナー“9mm”などが良作として確認できるし、レオナ・ルイスには新曲“Forgive Me”を提供したばかり。『Freedom』が無事にリリースされれば、ふたたび量産体制に入ることだろう。一方、レッドワンを筆頭にコンヴィクトは複数のプロデューサー/ソングライターを抱えているが、注目なのはロック・シティとしてコンライヴとアーティスト契約もしているセロン&ティモシー・トーマス兄弟。彼らはショーン・キングストンのヒット曲“Take You There”で名を上げ、最近ではプッシーキャット・ドールズの“When I Grow Up”やジェニファー・ハドソン“If This Isn't Love”などの大物仕事を当てまくっている注目のライター・チームである。T・ペインやコルビー・オドニスなどアーティストの自作自演率も高いだけに、コンヴィクトの勢力範囲はますます拡大の一途を辿るばかりなのだ!

カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2008年11月27日 22:00

ソース: 『bounce』 305号(2008/11/25)

文/出嶌 孝次