インタビュー

歌いまくる(だけじゃない)Tさんのプロデュース&客演作を大紹介! その1

CHARLIE WILSON 『Charlie, Last Name Wilson』 Jive(2005)
スヌープをフィーチャーした、スライド・ギターが小気味良く刻まれる乾いたアップ“You Got Nerve”をプロデュース。スロウ中心のアルバムにおいてフレッシュなアクセントとなった逸曲だ。
(池谷)

E-40 『My Ghetto Report Card』 Sick Wid' It/BME/Reprise(2006)
リル・ジョン製の“U And Dat”へ参加。冒頭からメロディアスなフックをメタリックなロボ声で聴かせ、クラッピン・ハイフィーなトラックとの相性もバッチリ! R&BチャートではTOP10入りも記録した。
(升本)

XZIBIT 『Full Circle』 Koch(2006)
主役のイグジビットにダズ・ディリンジャー、ゲームという濃いメンツがマイクを回す“On Bail”に参加したペインはフックの歌を担当。声の加工度は低いものの、この手のゴリゴリな曲に違和感なく溶け込めるのも才能のひとつだろう。
(升本)

BLAK JAK 『Place Your Bets』 Universal Republic(2006)
DJトゥーンプやショーティ・レッド、ドン・キャノンらが援護したジョージア出身MCのアルバム。ペインはプチアゲ・チューン“Ball Out($500)”に客演し、軽妙なトラックにお得意のキャッチーなフックを乗せている。
(升本)

BIRDMAN & LIL WAYNE 『Like Father, Like Son』 Cash Money/Universal(2006)
ニューオーリンズ・マナーの泥臭いビートが心地良い“Know What I'm Doin'”にリック・ロスと共に参加。ダラけまくったMC勢のマイクリレーをキュッと引き締める歌ぢからは相当なものだ。
(升本)

J-SHIN 『All I Got Is Love』 South Beat(2006)
マイアミのインディー・シンガーのために、“Send Me An Email”をプロデュース。疾走感のあるビートとヒプノティックなシンセ・ループが耳に残る屈指のアップ! 間奏では声加工なしのストレートなラップも披露している。
(池谷)

BOW WOW 『The Price Of Fame』 Columbia(2006)
リック・ジェイムスの“Hollywood”を用いたいかにもバウ・ワウらしいメロウ・ジャム“Outta My System”にてフックを担当。甘酸っぱい雰囲気に味付けをする、こみあげ系のメロディアスなラインがまた甘美。
(升本)

FABOLOUS 『From Nothin' To Somethin'』 Desert Storm/Def Jam(2007)
ジャーメイン・デュプリによるスウィートな“Baby Don't Go”で長めのフックを担当。朴訥とした主役のラップとは対照的にキャッチーなラインを用意し、ポップなテイストを加えているのはサスガ!
(升本)

R. KELLY 『Double Up』 Jive(2007)
T.I.も交えた“I'm A Flirt Remix”にペインを招き、予想以上の大ヒットを記録。なお、本作収録の“Read Your Mind”でオートチューン使いの変声に初トライしたケリ男は、“Hair Blender”や最新シングルの“Skin”でも声いじりを全開に!
(出嶌)

HUEY 『Notebook Paper』 Hitz Commitee/Jive(2007)
切ない系の“Glad 2 B Alive”をプロデュースし、咽び泣くような歌声も披露しているが、やはりキャラが色濃く出ているのは高らかなロボ声フロウでオーラスに登場する“Pop, Lock & Drop It(Remix)”か。
(升本)

カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2008年11月27日 22:00

ソース: 『bounce』 305号(2008/11/25)

文/池谷 昌之、出嶌 孝次、升本 徹