モントゥー&パリ音楽院/ストラヴィンスキー:バレエ組曲“火の鳥”&バレエ音楽“春の祭典” 2トラ38オープンリール・テープ復刻
「春の祭典」の初演者であり、ストラヴィンスキー作品の第一人者であるモントゥー。(略)今回のGS-2303では2トラック、38センチのテープを使用し、1956年とは信じがたい新鮮で瑞々しい音質を獲得出来ました。また、木幡一誠氏による「春の祭典」の使用楽譜についての解説は、旧GS-2049以降に判明した事実を検証、大幅に改訂されており、貴重な文献です。(平林直哉)
ピーター・ドノホー/ラフマニノフ:ショパンの主題による変奏曲/ショパン:ピアノ・ソナタ第2番&第3番
イギリスのピアニスト、ピーター・ドノホーによる、ラフマニノフ生誕150周年を記念アルバム。ピアノ協奏曲第2番の成功後に構想された「ショパンの主題による変奏曲」で幕を開け、ラフマニノフが1892年の卒業リサイタル、及び亡くなる6週間前に開催した最後の公開リサイタルで演奏したというショパンのソナタ第2番、そして、同じくラフマニノフが愛奏したショパンのソナタ第3番が演奏されており、ドノホーは2人の作曲家の繋がりを紐解いていきます
上野星矢&岡田奏『フレンチ・コンポーザーズ 』~フランスの色彩溢れるフルートの名曲集
フランスの色彩溢れるフルートの名曲集。パリ国立音楽院の卒業試験の課題作を中心に、プロ・アマチュア問わず、フルーティスト達がコンサートや学習用に演奏する曲目を収録している。上野星矢がフルートを愛する人すべてに捧げた、フルート演奏のバイブルとしても長く聴かれ続けるであろう渾身作
ピーター=ヤン・ベルダー『バード:チェンバロ&オルガン曲全集』(9枚組)~4枚が初登場音源!
9枚のうち4枚が初登場の新録音で、ほかは既発売。内訳は、「オルガン曲集」の新録音がCD2枚分、「フィッツウィリアム・ヴァージナル・ブック」などからの新録音がCD2枚分で、「フィッツウィリアム・ヴァージナル・ブック」の既発売分がCD2枚分、先に発売されていた「ネヴェル夫人の曲集」がCD3枚分というもの。全集にまとまるとなにかと便利です。ちなみにケースの鳥の絵は、ベルダーの掛け軸コレクションに含まれる日本の作品に描かれていたカワセミの画像です
ヘレヴェッヘ&ロイヤル・フランダース・フィル/ベートーヴェン:交響曲全集(5枚組)が廉価BOX化!
2004~9年のセッション録音、ペンタトーン音源のライセンス発売。どの曲も生気とダイナミズムに富む見事な演奏ですが、ヘレヴェッヘとオーケストラの共同作業は緻密をきわめ、克明な拍節感、俊敏かつ弾力のあるリズム、平板にならないアーティキュレーションが素晴らしく、頻出するスフォルツァートの鋭利さも文句なし。どこをとっても細部まで入念に仕上げられた音響密度の凄さには驚くばかりです。ホールの音の美感まで十分に取り込んだ優秀録音盤です
ブルーノ・ワルター&NBC響 1939年ライヴ/モーツァルト: 喜遊曲第15番、ピアノ協奏曲第20番、交響曲第40番(UHQCD)
ナチスを逃れてアメリカに渡ったワルターとNBC交響楽団との初顔合わせは1939年3月。「ディヴェルティメント」の第4楽章について宇野功芳氏は「まるでウィーンフィルのような陰影を持ち、よよと泣き崩れるばかりの不健康な味がワルターとしても珍しい」と賞賛。弾き振りのピアノ協奏曲第20番ではライネッケ作のカデンツァを用い、完全なロマン派音楽として表現。交響曲第40番はワルターのテーマ曲とも言えるもので力量のあるオケを駆使してドラマを隅々まで注入しています
ファウスト、シュライバー、タメスティ、ケラス、メルニコフ/シューマン:ピアノ四重奏曲&五重奏曲
世界最高峰のヴァイオリン奏者ファウスト、フライブルク・バロック・オーケスラの創設メンバーでもある名手シュライバー、ヴィオラ・スペースの音楽監督など日本にもゆかりの深い世界最高のヴィオラ奏者タメスティ、現代からマラン・マレ、どんなジャンルのものも神業の完成度と鋭さで弾いてしまうケラス、そしてスケールが大きく、種々の楽器を神業の完成度で弾き分けるメルニコフ、というメンバーです(シュライバーは五重奏に参加)。これ以上のメンバーはなかなかそろわないでしょう
〈タワレコ限定・高音質〉ムラヴィンスキー生誕120年記念企画/チャイコフスキー交響曲集/ワーグナー管弦楽曲集(SACDハイブリッド)
ムラヴィンスキー生誕120年記念企画、ゴステレラジオ音源の一連のライヴを今回初SACD化します。これらの音源はデジタル音源としてのみ残されていましたが、ビクター保有のマスター音源を使用しビクターが誇るK2の技術を用いて最新でアップコンバート&マスタリングを行いました。第2回発売はチャイコフスキーとワーグナーです
加藤佳代子&櫻田亨『時と巡めぐり合あい~ イギリスのリュートソングとフランスのエール・ド・クール』
リュート奏者、佐藤豊彦の自主レーベル「のすたるぢあ」からオランダで学んだ日本古楽界を担う二人の音楽家、加藤佳代子と櫻田亨によるリュート歌曲集第2弾がリリース。17世紀イギリスのリュートソングとフランスのエール・ド・クールの歌曲集です。佐藤豊彦による日本語解説&日本語歌詞訳付き
Brilliant Classics『モンテヴェルディ・エディション』(30枚組)~モンテヴェルディの全貌に迫る没後380周年記念ボックス
2023年、没後380年を迎えたモンテヴェルディ。Brilliant ClassicsからCD30枚組のBOXが登場します。マドリガーレ集、歌劇“オルフェオ”、歌劇“ウリッセの帰還”、歌劇“ポッペアの戴冠”、倫理的・宗教的な森、聖母マリアの夕べの祈り、小品集、ミサと詩篇が収録されています
デイヴィス、デ・ブルゴス、パッパーノ他&ロンドン響/エルガー:交響曲、エニグマ変奏曲、チェロ協奏曲、行進曲集(4枚組)
ロンドン交響楽団によるエルガー作品がボックスで登場。サー・コリン・デイヴィス指揮の交響曲ほか、パッパーノ指揮によるエルガーと同時代の作曲家ヴォーン=ウィリアムズの初出音源、さらにバリー・タックウェルとの名演≪威風堂々≫も盛り込まれた注目リリースです!
アントニオ・メネセス『夢のあとに』~フランク、ドビュッシーのチェロ・ソナタを含むフレンチ・アルバム
2023年4月10日、サンパウロでの録音。アントニオ・メネセスと注目のピアニスト、クリスティアン・ブドゥによるデュオ・アルバム。クラシックの名曲を最高のコラボレーションで奏でる。フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調(デルサール編)、フォーレ: シシリエンヌ、エレジー、夢のあとに(カザルス編)、ドビュッシー: 亜麻色の髪の乙女(メネセス&ブドゥ編)、チェロ・ソナタ、ラヴェル: ハバネラ形式の小品(バズレール編)、サン=サーンス: 白鳥を収録
アントニオ・メネセス/バッハ:無伴奏チェロ組曲(全曲)(2枚組)~3度目の全曲録音
2023年4月5日、サンパウロでの録音。ブラジル出身の世界的チェリスト、アントニオ・メネセス(1957年、レシフェ生まれ)。1993年録音(Philips)、2004年録音(Avie)に続く3度目のバッハ:無伴奏チェロ組曲録音
世界初録音!コッホ&グーテンベルク室内合唱団、ノイマイヤー・コンソート/ヘンデル:オラトリオ《メサイア》(マルコム・ブルーノ編集による1741年初期版)(2枚組)
フェーリクス・コッホ&ノイマイヤー・コンソートがイギリスの音楽学者、マルコム・ブルーノがヘンデルの2つの自筆譜を基とする1741年の初期稿を再構築した、新たな初期版の《メサイア》を世界初録音!
再発売!ロト&レ・シエクル/リゲティ:室内協奏曲、6つのバガテル、10の小品
フランソワ=グザヴィエ・ロトとピリオド楽器集団レ・シエクルが2016年録音したリゲティ作品集が、harmonia mundi から再登場します(旧品番:ASM-26 は在庫無くなり次第廃盤となります)。収められた3篇のうち、ロトが指揮する13人の奏者のための“室内協奏曲”に、ピリオド楽器による演奏が初となる木管五重奏のための室内楽曲が収められています
スタセフスカ&ラハティ交響楽団/レイヴィスカ:管弦楽作品集第1集(SACDハイブリッド)
ラハティ交響楽団と首席指揮者ダリア・スタセフスカによる録音の第2弾。フィンランドで最初の重要な女性作曲家ヘルヴィ・レイヴィスカの管弦楽作品を録音するシリーズの最初のアルバムです。今作では“管弦楽組曲第2番”、“交響曲第2番”、“シンフォニア・ブレヴィス(短い交響曲)”の3作品を収録
世界初録音!アンデシュ・パウルソン『ソプラノ・サクソフォーンのための孤独の詩』(SACDハイブリッド)~コロナ禍に生まれた新作委嘱23曲!
スウェーデンのサクソフォーン奏者のアンデシュ・パウルソン。コロナ禍に生まれた「孤独の詩」のプロジェクトで彼はスウェーデンと国外の作曲家たちに作品を委嘱しました。トマス・シマク、ジョン・コリリアーノ、アンデシュ・ヒルボリ、ステラ・スン、アド・ヴァメスなどソプラノ・サクソフォーンのための新作委嘱23曲が収録されています。すべて世界初録音
『クリスチャン・フェラスLIVE 第2集』(2枚組)~ミュンシュとのブラームス、ヨッフムとのチャイコフスキー、クレツキとのベルク
フランスの名ヴァイオリニスト、クリスチャン・フェラス(1933~1982)による1955~64年の貴重なライヴ録音集です。協奏曲ライヴは共演指揮者も豪華でブラームスがミュンシュ&ボストン響、チャイコフスキーがヨッフム&フランス国立管、ベルクがクレツキ&ベルリン放送響です。盟友バルビゼとのデュオでサン=サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソ、モーツァルトの名作ヴァイオリン・ソナタ2曲(変ロ長調 K.454、イ長調 K.526)がカップリングされているのも魅力です