インタビュー

(CROSS RE)VIEW OF『POINT』#3

昔、「オリーヴ」誌の街角スナップでピエロ襟の服を着てる男子が載ってて「東京はいいなあ」と、価値判断の大半を〈キュート〉に依らせてた道産子は思ったものです。その男子はその後ミュージシャンとして、常にその音の粒子にキュートネスを宿らせていたりして。しまいにゃノイズにまでも。そんな彼の最新作を聴き、3回目となるミュージシャンに対する嫉妬を覚えました。やられた!っていうか。もちろん僕は作れませんけど。関係ないですが、かの曽我部恵一がこれから作る音楽もこれと同様の気配を持ったものの気がしてならないのですが。

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掲載: 2002年05月09日 15:00

更新: 2003年03月07日 17:59

ソース: 『bounce』 226号(2001/10/25)

文/フミ・ヤマウチ