インタビュー

(CROSS RE)VIEW OF『POINT』#4

冴えまくったシャレや、音の成分/配置に目をやっても抜群に優れた音楽だと思いますが、最初の〈シ〉が聞こえた瞬間から私の頭は〈既成概念ってナニ?〉と疑問符で占領されてしまいました。ここで鳴る音は、流れる水がポップスになったって、アコースティック・ギターがサイケデリック・トランスそのものだって、アリなんだと感じさせてくれ……というかそれも事実だとさっくり証明してます。だって、人によっては葉のざわめきにも調性を聞き取れるわけだし。つまりはそれぞれの世界からの視点の違い(でも本当は違いはない)ってことなんですね!

カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2002年05月09日 15:00

更新: 2003年03月07日 17:59

ソース: 『bounce』 226号(2001/10/25)

文/山田 蓉子