ウィリアム・ヨン(p)ウリューピン&ベルリン放送響『ブーランジェ、フォーレ、アーン』~ベル・エポック時代のパリの名曲集
ウィリアム・ヨンが、ベルリン放送の協力のもとソニー・クラシカルよりリリースする初のオーケストラ・アルバムで、フォーレ、アーン、ナディア・ブーランジェによる珍しい協奏曲的なレパートリーを収録しています。このアルバムをお聴きになると、世紀末パリの活気あふれる雰囲気を体感し、ベル・エポックのサロンへと招き入れられるような、実に気の利いた音楽旅行に出るようです
ソル・ガベッタ & ベルトラン・シャマユ『メンデルスゾーン』~ヴィドマン、ホリガー、コーイ、リームの新作を含む2枚組
DISC1にはメンデルスゾーンのチェロとピアノのための全作品が含まれ、DISC2にはメンデルスゾーンの有名な「無言歌 Op.109」にインスピレーションを得た現代作曲家イェルク・ヴィドマン、ハインツ・ホリガー、フランシスコ・コーイ、ヴォルフガング・リームの新作(このアルバムのために委嘱)が収録されています
ギドン・クレーメル『Songs of Fate』~バルト三国の作曲家の作品から人生の意味を探る
ラトビア、リガ生まれのヴァイオリニスト、指揮者、ギドン・クレーメルのニュー・アルバム『Songs of Fate』。バルト三国の作曲家、ラミンタ・シャルクシュニーテ、Giedrius Kuprevičius、イェーカブス・ヤンチェフスキスと、ポーランド出身のユダヤ人、ミェチスワフ・ヴァインベルクの作品を取り上げています
ダニエル・ホープ『Dance!』(2枚組)~7世紀にわたるダンス音楽の歴史を辿る情熱の旅
ホープは長い間、踊りが人々に感動をもたらし、元気づける力があることに魅せられてきました。踊りは誰の生活にも関わっていて、常に音楽と深く結びついてきました。このアルバムでは、はるか昔から体を動かし、心を高揚させてきたそのリズムを称えながら、聴衆を7世紀にわたる音楽の歴史の旅へと誘います。中世から20世紀後半までの西洋のクラシック音楽を網羅した、魔法のような情熱的でリズムにあふれた旅です
輸入盤も発売!イル・ディーヴォ『XX~トゥエンティ』~デビュー20周年記念アルバム
デビュー20周年記念アルバムとしてニュー・アルバム『XX~トゥエンティ』をリリース。5人目のメンバーであるスティーヴン・ラブリエを迎え、カルロスの魂は継承され、第2章をスタートさせる新生IL DIVO。カルロス・フェルナンド・ロペスをプロデューサーに迎え、ホイットニー・ヒューストン、エルヴィス・プレスリー、エド・シーランなどの楽曲カバーのほか、IL DIVOが作曲したオリジナル曲など多彩な楽曲が収録。LPも発売
ニコラ・ビニャーミ/ブゾーニ:ヴァイオリン・ソナタ集~2024年はブゾーニ没後100年
2024年に没後100周年となるフェルッチョ・ブゾーニ(1866-1924)のヴァイオリン・ソナタ2曲を収録。24歳の時に残した難曲《ヴァイオリン・ソナタ第1番》でニコラ・ビニャーミとルチヤ・マイストロヴィチが見事な演奏を繰り広げています。《第2番》では、2つの楽器が対等な形で書かれており、伝統的な様式を活かしながらも新たな個性も豊富に組み合わされています
ディヴィッド・ギャレットが古代ローマの遺跡カラカラ浴場で行ったライヴ映像!『アライヴ from カラカラ』
2020年にリリースされたアルバム『アライヴ~ Alive -My Soundtrack』を引き下げて行ったツアーから、古代ローマの遺跡カラカラ浴場で行ったライヴ映像が登場。演奏はもちろん、自らショウ・コンセプト、クリエイティヴ・ディレクターとして、ファンへの感謝の気持ちに溢れたステージを毎回展開するデイヴィッド・ギャレット。今回も、マイケル・ジャクソン、ビートルズなど洋楽の名作や、映画、ゲームなどの世界から彼自身がセレクトした最高のサウンドトラックを披露しています
ベロリーナ・アンサンブル/カール・アマント・マンゴルト:室内楽作品集(SACDハイブリッド)~19世紀にダルムシュタットで活躍した知られざる作曲家
ベロリーナ・アンサンブルによる19世紀半ばにダルムシュタットで活躍した知られざる作曲家カール・アマント・マンゴルトの室内楽作品集。マンゴルトは、オペラ、オラトリオ、歌曲、協奏曲、交響曲、オルガン作品など幅広いジャンルの作品を数多く残しています。その中でも室内楽作品は、親しい友人や同僚のために書かれており、例えば四重奏曲で第2ヴァイオリンのかわりにコントラバスを採用するなどそれはユニークな楽器編成にあらわれています
ジョージ・ハンソン&ヴッパータール交響楽団/レスピーギ:管弦楽作品集(SACDハイブリッド)~MDGレーベルの"貴重な"録音を再リリースする「プレツィオーザ」シリーズ
MDGレーベルの"貴重な"録音を再リリースする「プレツィオーザ」シリーズ。今回は、ヴッパータール交響楽団によるレスピーギの管弦楽作品集。ここに収録されているのは、レスピーギ晩年の作品でボストン交響楽団創立50周年記念委嘱作「第12旋法によるメタモルフォーゼ」。ロッシーニの最晩年の作品「老いの過ち」に基づいて編曲された組曲「ロッシニアーナ」。未出版の初期作品「ブルレスケ」、そしてバッハのパッサカリアのオーケストラ編曲版
〈タワレコ限定・高音質〉クリュイタンスのビゼー、ドビュッシー、ボールトの2つの“惑星”~Definition Series第60弾
今回は二人の巨匠を代表するEMIの歴史的名盤4点を取り上げます。ボールトの2つの「惑星」は、最新復刻により聴き比べをして頂きたいという趣向で合わせての発売としました。いずれもメインの曲は過去に市販等でSACD化が行われてきましたが、当企画で以前より取り上げたい音源でした。この企画の目的のひとつでもある、録音当時の音色を蘇らせるということ、すなわちその時代、その場所にタイムスリップするかのような感覚をリスニングにより追体験できることを目指しています
ムラヴィンスキー凄絶ライヴ!R.シュトラウス:アルプス交響曲&ドビュッシー“海” 2トラ38オープンリール・テープ復刻
自然をこよなく愛した旧ソ連の巨匠指揮者ムラヴィンスキー(1903-1988)にふさわしく、自然をテーマにした2作品、R.シュトラウスのアルプス交響曲とドビュッシーの「海」が2トラック、38センチのオープンリール・テープ復刻で登場します。音はともにモノラルですが、ムラヴィンスキーならではの透徹した厳しい解釈が別次元の感動を呼び起こします。(平林直哉)
キース・ジャレット/C.P.E.バッハ: ヴュルテンベルク・ソナタ集(LPレコード2枚組)
ジャズ界のスーパースター・ピアニスト、キース・ジャレットによるカール・フィリップ・エマヌエル・バッハ(1714-1788)の『ヴュルテンベルク・ソナタ集』の未発表録音がLP発売されます。2023年6月のCDまで発売されることのなかったこの素晴らしい録音を聴くと、このピアニストがどの瞬間もこれらのソナタが暗に表現していることを聞き分けていることがわかります。キース・ジャレットの自宅スタジオ(Cavelight Studio)で1994年5月に録音されました
『Nの二乗(自然・数)~金子仁美:管弦楽作品集』~日本を代表する演奏家・演奏団体によるライヴ収録で初CD化!
金子仁美の管弦楽作品4曲を、日本を代表する演奏家・演奏団体によるライヴ収録で初CD化。音楽史に刻まれた貴重な音源をお届けいたします。(カメラータ)
遠藤郁子『ショパン、哀しみのジャル』~2015年、デビュー50周年&ポーランド共和国聖十字功労勲章受勲記念リサイタル
2015年に東京オペラシティのリサイタルホールで、遠藤郁子のデビュー50周年とポーランド共和国聖十字功労勲章の受勲を記念して行われたリサイタルより、ショパン9作品の演奏を収録。 名ピアニストによる入魂の演奏を聴ける貴重な音源です
ガードナー&ロンドン・フィル/ベルリオーズ:ファウストの劫罰(2枚組)
2021年よりロンドン・フィルの首席指揮者を務めているエドワード・ガードナー。2023年2月4日、ロイヤル・フェスティバル・ホールの演奏会形式でのライヴ録音されたベルリオーズの“ファウストの劫罰”。で3つの合唱団を招いて演奏されました。グランド・オペラならではの迫力と大規模感が見事にとらえられた録音、そして歌手一人ひとりの豊かな歌声、管弦楽の咆哮、すべてが結実した、ぜいたくな新録音の登場です
本多俊之&東京藝術大学スペシャルウインドオーケストラ『TIME TO FLY Tokyo Geidai Special Wind Orchestra featuring Toshiyuki Honda《JAZZ in 藝大》』
東京藝術大学の人気企画《JAZZ in 藝大》 待望の第2弾CDが発売!本多俊之氏と東京藝術大学音楽学部管打楽器科の指導者&現役学生の精鋭のメンバーが集結。スペシャルゲストに、ドラム/ヴォーカル つのだ☆ひろ氏、ギター/渡辺香津美氏を迎えさらにパワーアップした演奏はJAZZ/吹奏楽ファン必聴。(ブレーン)
ソフィア・ディニス/ヨハン・シェンク:ソナタ集『ドナウのこだま』(2枚組)~全曲盤は世界初録音!
ヨハン・シェンクの詩的なタイトルを持つソナタ集『L'Echo du Danube(ドナウのこだま)』。全6曲からなり、最初の2曲は通奏低音伴奏付き、次の2曲は「任意の」通奏低音伴奏付き、最後の2曲は無伴奏となっています(当アルバムではこの3つが交互に現れるように曲を配置)。一部の曲の録音はこれまでもありましたが、全曲録音はこれが世界初となります
ロウヴァリ&エーテボリ響/シベリウス:交響曲第4番、森の精、悲しきワルツ
同コンビのシベリウスの交響曲チクルス第4弾は、全7曲の交響曲の中で最も難解と見られがちながら、傑作の呼び声もまた高い第4番です。シリーズのこれまでのアルバムで個性的でありつつも説得力のある解釈を聴かせ、作品の新しい魅力を知らしめてきたロウヴァリ。今回も終始暗い影が支配するこの作品から、彼ならではの際立って精緻なスコア整理と、細部まで行き届いたコントロールと表現力によって様々な側面を引き出し、その充実した内容をあぶり出すことに成功しています