ワルター&コロンビア響/マーラー: 交響曲第9番 2トラ38オープンリール復刻
2014年にGS-2120/21として発売した演奏の、10年ぶりのリマスターです。今回は2トラック、38センチのテープをStuderのA-80で再生し、全工程をプロ用機器でマスタリングを行い、最善の結果を得られました。しかも、新盤は1枚に収録されており、利便性も増しています。(平林直哉)
(2024/02/09)
クレンペラー『マーラー: 交響曲&歌曲集』(7CD)~2023年リマスター音源を使用!
マーラーに私淑したクレンペラーにとって、彼の作品は重要なレパートリーとなりましたが、すべての交響曲は演奏しませんでした。煩雑な演出や主観的な感情表現を拒否した冷徹で厳しい解釈が特徴となっており、極めて客観的な交響作品として扱ったクレンペラーのマーラー演奏です。オリジナル・マスターテープより2023年Art & Son Studioにおいて新たに24bit/192kHzでリマスターされた音源を使用したBOXです
(2024/01/26)
ラトル&バイエルン放送響/マーラー:交響曲第6番~第6代首席指揮者始動!2023年9月ライヴ
2023/24シーズンからヤンソンスの後を継いでバイエルン放送響の第6代首席指揮者に就任したサイモン・ラトル、マーラーの第6番やハイドンの天地創造といった得意曲でシーズン・オープニングを飾りました。特にマーラーの第6番はベルリン・フィルへの初登場(1987年)と同フィル首席指揮者としての最後の演奏会(2018年)でもとりあげた曲で、それをバイエルン放送響の任期の始めに持ってきたところに特別な思いと万全の自信がうかがわれます
(2024/01/19)
佐渡裕&トーンキュンストラー管、ザハリア(S)/マーラー:交響曲第4番
天国的な美しさや楽しさが歌われる交響曲第4番。マーラーの音楽に内在する歌を艶やかな音色で限りなく美しく奏でた名盤!4楽章ではソプラノ歌手、アデラ・ザハリアが美しく崇高な天上の調べに華を添えています。(avex)
(2024/01/17)
高関健&東京シティ・フィル/マーラー:交響曲第9番~東京シティ・フィル、ブレーン、タワレコ共同企画
今回発売の演奏は、2022年3月26日に行われた第350回の節目の定期演奏会の音源であり、同コンビ初のマーラー録音となりました。常任指揮者である高関健氏との演奏は、多くの反響を得たブルックナー2作と同様に両者による真摯なマーラー演奏として記憶に残る名演となりました。これまでと同じく優秀録音盤としてお届けします。今回の盤も両者の楽曲に対する思い入れの深さと綿密な準備により築き上げられた渾身の作品です
(2023/11/15)
〈タワレコ限定・高音質〉セル/R.シュトラウス:4つの最後の歌 マーラー:角笛 ジュリーニ/モーツァルト:レクイエム~Definition Series第59弾
今回は旧EMIレーベルによる'60年代と'70年代の声楽作品2点を取り上げます。1965年と68年録音のシュヴァルツコップのR.シュトラウスとF=ディースカウとのマーラー作品は偉大な2人の名歌手によって繰り広げられる歴史的歌唱であり、指揮のセルが重要な役割も果たしている至高の名盤です。ジュリーニは1978年収録とEMI録音としては比較的後期のものであり、ビショップとパーカーによる優秀録音盤でもあります。再録音盤と比較してもバランスが良く、自然な流れの演奏は魅力的です
(2023/10/26)
ヴァンスカ&ミネソタ管のマーラー交響曲シリーズ第9弾!交響曲第8番“千人の交響曲”(SACDハイブリッド)
SACDハイブリッド盤(SACD層はステレオと5.0 Surround sound マルチチャンネル)。好評を博しているオスモ・ヴァンスカ率いるミネソタ管弦楽団によるマーラー・シリーズ。当アルバムは交響曲第8番『千人の交響曲』を収録!独唱にはキャロリン・サンプソン、ジャクリン・ワーグナー、クリスティアン・イムラーなど実力派を迎えております。この『千人の交響曲』でもヴァンスカならではの緻密な構成と細部にまで注意が払われた圧巻の仕上がり。繊細かつ丁寧な音楽づくりが魅力です
(2023/10/18)
アバド&ルツェルン祝祭管/マーラー交響曲集(第1~7番) ブルーレイ映像が待望の再プレス!
長らく在庫を切らしていたクラウディオ・アバド(1933-2014)とルツェルン祝祭管弦楽団とのマーラー交響曲集が遂に再登場します。第1弾は2003年の第2番『復活』。新生ルツェルン祝祭管との演奏のために満を持してきたアバドは実に精力的で、推進力に富む指揮ぶりがこのスーパー・オーケストラからみずみずしい音楽への忠誠を見事に引き出しています。以後、2004年の第5番、2005年の第7番、2006年の第6番、2007年の第3番、2009年の第1番と第4番と続きました。11月中旬入荷予定
(2023/10/17)
『オスカー・フリートの芸術』(12枚組)~マーラー“復活”、ブルックナー“第7”の世界初録音を行った名指揮者の初集成!
マーラーと親交を結び、交響曲全曲を作曲者自身から学び、交響曲第2番“復活“のロシア初演(1906年)、交響曲第6番(1906年)と第8番「千人の交響曲」(1910年)のベルリン初演を指揮。1923~24年のアコースティック録音時代に交響曲第2番“復活“とブルックナーの交響曲第7番の世界初録音を行ったレコード録音のパイオニアでもあったドイツの指揮者、作曲家のオスカー・フリート(1871~1941)の録音が、歴史的録音の復刻で定評のある英スクリベンダムにより初めてBOX化されました
(2023/10/11)
大野和士&東京都交響楽団/マーラー:交響曲“大地の歌” 2021年の無観客ライヴ録音がCD化!
都響と音楽監督・大野和士による2021年4月26日の『大地の歌』。これはコロナウィルスの影響で残念ながら急遽中止になってしまった公演ですが、会場のサントリーホールでは無観客での通し演奏がなされ、録音もされていました。その音源がついにCDで発売されます。藤村実穂子、宮里直樹という名歌手を配し、大野ならではの真摯な音作りでじっくり築き上げたマーラーの世界。叙情的ながら多彩な表現が散りばめられたスケールの大きな演奏で、音楽が力強く迫ってきます
(2023/09/25)
ブルーノ・ワルター&コロンビア響/マーラー:交響曲第1番“巨人” 2トラ38オープンリール復刻
今回新規に入手したテープはGS-2105のそれよりもさらに状態が良いものでした。そのテープを全工程プロ用の機器でマスタリングしたのですが、その瑞々しさ、響きの豊かさ、ダイナミック・レンジの広さは信じがたいほどで、とても1961年に行われたステレオ録音とは思えないほどです。とにかく、今回の音質には大いに自信を持っています。(平林直哉)
(2023/09/22)
坂入健司郎&ユヴェントス活動再開記念演奏会!マーラー:交響曲第2番“復活”、他(2枚組)
坂入健司郎が2008年に結成して以来、継続して演奏会を開き人気を博している東京ユヴェントス・フィルハーモニー。2022年1月15日に行われたこの公演は、余儀なくされたコロナ禍の沈黙を打ち破る記念碑的な演奏会として企画されたもの。マーラーの『復活』は坂入がこのタイミングで是非とも取り上げたいと思っていた作品で、カップリングも含め、コンサート全体が音楽を奏でることへの讃歌となっています。(キングインターナショナル)
(2023/09/13)
バーンスタイン&NYP/DGへのマーラー:交響曲第2番“復活”がアナログLPで復活!(180グラム重量盤、2枚組)
生涯にわたりマーラーをレパートリーの中心に据え、その受容に大きな足跡を残したバーンスタインによる1987年ライヴ録音の濃厚な交響曲第2番『復活』。1988年初出時に日本ではCDリリースのみでしたが、ヨーロッパでは2枚組LP-BOXとしてリリースされました。その後、2013年にアナログフォニックが180g重量盤、2枚組LP-BOXで復活。2022年には本家DGから「マーラー:交響曲全集」でLP化されましたが、今回、180g重量盤・Gatefold仕様(見開きジャケット)で3度目の復活となります
(2023/09/13)
ロリン・マゼール&ウィーン・フィル/マーラー:交響曲全集(SACDハイブリッド・12枚組)
ウィーン・フィルが巨匠ロリン・マゼール(1930-2014)と1982年から1989年にかけて録音した「マーラー:交響曲全集」。同フィル唯一のマーラー全集として、また20世紀後半のマーラー演奏の定番として発売以来世界的に評価され親しまれてきました。2023年11月のウィーン・フィル来日を記念して、日本盤のみハイブリットディスクでの発売。オリジナルマスターからのDSDリマスターはベルリンのb-sharpスタジオが担っています
(2023/08/11)
マリス・ヤンソンス&コンセルトヘボウ管の名盤をLP化!『マーラー:交響曲第3番(2枚組)』『ムソルグスキー:展覧会の絵』
ヤンソンス&コンセルトヘボウ管の極上の響きを育むコンセルトヘボウで味わう「至上の音楽体験」によるマーラーの第3番。そして、どこまでも華麗にしてみずみずしい響きをもった“展覧会の絵”が180g重量盤でLP化されます。マーラーは2010年2月3-5日、ムソルグスキーは2008年5月22、23日、8月29日、アムステルダム、コンセルトへボウでのライヴ録音
(2023/08/09)
ロウヴァリ&フィルハーモニア/マーラー:交響曲第2番“復活” 2022年ライヴ!
クレンペラー、マゼール、シノーポリ、そしてサロネンと引き継がれてきたフィルハーモニア管弦楽団のマーラー演奏の歴史に新たな1ページが加わりました。しかしそれはマーラー自身の「伝統とは火を守ることであり、灰を崇拝することではない」という言葉を体現しているかのように、新鮮な演奏で2021年より首席指揮者として活躍しているサントゥ=マティアス・ロウヴァリとフィルハーモニア管弦楽団の更なる飛躍を感じさせるものとなりました
(2023/08/02)
バッティストーニ × 東京フィル/マーラー:交響曲第5番 (UHQCD)
バッティストーニは「暗闇や絶望から、光、希望、新たな生命に至る旅を描いたこの作品は、まさに今の私たちが必要とするエネルギーを与えてくれるものだ」と語っていますが、その言葉通り、彼の音楽は、複雑なスコアの隅々に光を当てられ、メロディ、対旋律、その他同時に奏でられる全ての声部に活き活きと命が吹き込まれ、多様な物語が強い説得力をもって迫ってきます。2022年9月18日、オーチャードホールでの録音
(2023/07/19)
ロジェストヴェンスキー&モスクワ放送交響楽団/マーラー:交響曲第5番 1973年ライヴが復活!
長らく廃盤であったロジェストヴェンスキー別格の奇演として名高いマラ5がこの度イギリスRevelationのライセンスを得て復活します。過去のリリースはどうしても残響の乏しいデッドな音響で耳に刺激を感じたものですが実際はロシアのコンサート会場というのはどちらかというと豊かなホールトーンを持っておりますので、今回の新マスタリングでさらにUHQCD化は実際に近い音質とのことです。英日のライナーノート付です
(2023/07/14)
ビシュコフ&チェコ・フィルのマーラー交響曲全曲録音シリーズ第4弾は交響曲第1番“巨人”!
2018年10月よりチェコ・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者・音楽監督としての任期をスタートさせたセミヨン・ビシュコフが全身全霊で臨んでいるマーラーの交響曲全曲録音。当アルバムは第1番「巨人」を収録しております
(2023/07/12)
セル&クリーヴランド・ステレオ・ライヴ/マーラー: 交響曲“大地の歌” (UHQCD)
「大地の歌」は記録では4回しか指揮していないそうですが、気負い立ったテンポで苛烈に攻める第一楽章から聞き手は翻弄されることでしょう。時としてセルが自ら禁じていた耽美の瞬間。とろけるようなポルタメントを駆使するところも驚かされる点で、世紀末のウィーンを間近く生きたセルならではの毒と色気をはらみます。当時のアメリカを代表するマーラー歌手でありワルターも重用したフォレスター、ルイスを従えて万全の布陣。劇的表現に不足はなく、「告別」の激情と寂寥は絶望的な美を誇ります(ミューズ貿易)
(2023/05/16)