現代音楽
西欧と日本、過去と現代を歌と笛、リュートで紐づける最新アルバム~『幽玄』佐藤豊彦作品集
バロック音楽のリュート奏者としてだけではなく、作曲家としても活動を開始した1983年、自ら主宰するグループ「アルバ・ムジカ・きょう」を結成。以来ジャンルや時代に囚われない音楽家、佐藤豊彦が人間の心に宿る美の奥深さに迫ります
(2016/11/05)
アルヴォ・ペルトの静寂な宗教的陶酔にひたる合唱作品~カノン・ポカヤネン(悔恨のカノン)
ギリシア正教の信者の罪の告白と赦しを執り行なう「痛悔機密」の儀礼に、ペルトが付曲した1997年の作品。教会スラヴ語の正教会聖歌を無伴奏の合唱団が歌います。傑作“ヨハネ受難曲”を一歩進め、ミニマル・ミュージックと古の宗教音楽技法を現代的な感覚で融合させたペルトならではの大作です
(2016/11/05)
スウェーデンの民族楽器「ニッケルハルパ」復活の巫女、エミリア・アムペルが弾き語りするアルバム『光(Lux)』
エレキギター同様にストラップで吊るし、一見すると鍵盤の付いたスパッラのような印象がある民族楽器を弾き、歌うニッケルハルパの女神、エミリア・アムペルの移籍第2弾。SACDハイブリッド盤で古楽器や民族楽器のリアルな音づくりに定評があるBISの超優秀録音にも期待です
(2016/11/05)
ロシア・アヴァンギャルドの最先端を駆けた作曲家~『アルトゥール・ルリエ:ピアノ作品集』(3枚組)
ロシア未来派の闘志だった作曲家の全貌を知るため格好のセット。音楽でキュビスムを表現しようとしたソ連時代の作品から、ドビュッシーのような印象派風の作品から、ストラヴィンスキー同様に新古典派的な作品まで、主要なピアノ曲がもれなく収録されています
(2016/11/05)
ブリテンの後継者と目されている英国の作曲家ジョナサン・ダヴの新作はカンタータ“無名戦士のために”
“ピノキオの冒険”で世界的なオペラ作曲家となった英国のジャナサン・ダヴ。新作のカンタータはロンドン・モーツァルト・プレイヤーズの委嘱作で、クレオバリーの指揮ぶりにも期待が集まります。カップリングの室内楽作品にはメルヴェン・タンも参加!
(2016/11/01)
ジョン・ラターの"レクイエム"新録音。カップリングの“ヴィジョンズ”は2016年最新作!
日本でも絶大な人気を誇るイギリスを代表する英国合唱の巨匠、ジョン・ラター(1945-)。ラターの自主レーベル、Collegiumの最新盤は合唱関係者&合唱ファン必聴盤。代表作“レクイエム”新録音に加え、新曲“ヴィジョンズ”は楽譜も近日発刊予定です
(2016/10/30)
ハーモニカの名人、和谷泰扶が共演!『福田進一~日本のギター作品集 第3集』
林光、十河陽一、二橋潤一、吉松隆という人気作家がハーモニカとギターのために書き下ろした作品を和谷泰扶と福田進一のベテラン・コンビが歌い上げます。また、北爪道夫の“オラショ”は福田進一の還暦祝いのために作曲され、2015年の記念リサイタルで初演された小品です
(2016/10/25)
今年6月に死去したデンマークの作曲家、ペレ・グズモンセン=ホルムグレーンの追悼盤3枚がリリース
前衛音楽の王道から外れ、アメリカン・ポップ・アートから多大な影響を受けたグズモンセン=ホルムグレーンの音楽をダウスゴー、クロノスQ、ポール・ヒリアーといったビッグネームたちが愛情と畏敬を込めて取り組んでいる3枚です
(2016/10/24)
ジャンルを超えた活動を続けるサックスカルテット“JG”が待望のファーストアルバムをリリース!
2011年の結成時よりジャンルを超えた活動を続けてきた若きサクソフォーン四重奏団が、5年目の節目に遂にアルバムをリリース。リヴィエールの名曲をメインに、滝澤俊輔、佐藤信人、村松崇継、水上浩介と日本人作家の注目作を並べた意欲満々なデビュー盤です
(2016/10/18)
G.カピュソンが共演!リープライヒ&ポーランド国立放送響~20世紀ポーランド音楽シリーズ第3弾
モーツァルトからコンテンポラリーまで、時代を超えた意欲的なプログラミングで今、ミュンヘンで最も期待を集めている指揮者、アレクサンダー・リープライヒが、手兵のポーランド国立放送響とポーランド20世紀音楽を集中的にレコーディング。強烈な音響に酔う一枚です
(2016/10/16)
作曲家・新垣隆の新曲《祈りのシンフォニー》が完成と共にCD化~交響曲 《連祷》 -Litany-
交響曲 第1番《HIROSHIMA》から実に13年ぶりの交響曲となる本作品に、新垣隆は作曲家としての全精力を注ぎ、音楽に真摯に向き合う。新垣 隆はこの作品で新たな作曲家人生をスタートさせる
(2016/10/05)
歿後15年。『シノーポリ~ドレスデン・シュターツカペレ名演集』(CD2枚組)
精神科医にして作曲家、指揮者というジュゼッペ・シノーポリは、ユダヤ系イタリア人という出自ともども、まさにイタリアの知性を体現していた文化人でした。音楽という「存在しないもの」を、徹底的に楽譜を腑分けしてから演奏する(存在するものに変える)という彼のアプローチは今も熱烈なファンを生み続けています
(2016/10/03)
秋のはじまりに4つの個性的な“四季”が登場!
今やニューヨーク・フィルのシェフに決まったズヴェーデンがロイヤル・コンセルトヘボウ管のコンマスを務めていた時代の録音が復活。イギリスの人気女流タスミン・リトルとのモダン対決なら、古楽器陣営は佐藤俊介とレツボールの日墺対決です!
(2016/09/26)
ギャヴィン・ブライヤーズ指揮のライヴ盤登場!自作、スケンプトン、そして、ペルト。
イギリスの人気コンテンポラリー作曲家ブライヤーズが、オーストラリアのアデレード音楽祭でオーケストラを指揮。自作の2曲の他にアルヴォ・ペルトの“もしもバッハが養蜂をしたら”の演奏にも注目です。自らのレーベルGB Recordsからのリリース
(2016/09/19)
現代音楽、ポスト・ミニマル・ミュージックの巨匠フィリップ・グラス~全ソニー・アルバム(CD24枚組)
初CD化アルバム2点を含む1970-80年代のグラスを聴く格好のBOXセット。リンダ・ロンシュタット、クロノス・クァルテット、ラヴィ・シャンカールなど、ビッグネームとの実験的共演に息を飲みます
(2016/09/13)
前衛音楽の旗手として暴れまわっていたブーレーズ34歳の“グルッペン”ライヴ!
ブーレーズ、シュトックハウゼン、マデルナという3人の作曲家が3群に分かれたオーケストラを振る!前衛音楽史上にその名を刻んだ超難曲“グルッペン”のウィーンにおける再演の記録が、inaの放送用音源として「お蔵出し」されました!
(2016/09/07)
映画音楽作曲家としての集大成的な演奏会ライヴ!『ジェームズ・ホーナー:コラージュ~ 最後の作品』
ジェームズ・キャメロン監督と組んだ映画『タイタニック』(1997)でアカデミー賞、ゴールデングローブ賞をダブル受賞。サントラ盤も大ヒットを記録した作曲家ホーナーの最新作を披露したコンサートのライヴ音源がリリース
(2016/08/27)
伊福部マニア、校歌マニア必聴の究極のレア音楽集~『伊福部昭の団体歌』
現代最高のピアノと形容される「ファツィオリ」を使い、伊福部昭の校歌、社歌、公共団体歌など20曲を気鋭の伊福部演奏家である根岸一郎(歌)と河内春香(ピアノ)によって最高の環境でセッション録音したもの。伊福部音楽レアアーカイヴの魅力がここにある!
(2016/10/06)
『DA PACEM DOMINE-主よ、平和を与えたまえ 』アルヴォ・ペルト宗教曲集の最新録音
いにしえの音楽に新たな作風を見出したペルトは、ロシア正教に帰依し、多くの宗教的な合唱作品を残してきました。そんな心癒される合唱曲を俯瞰する格好の最新録音が登場します
(2016/08/17)
モーツァルトからベリオまでビシュコフの旧フィリップス録音を集成~『ビシュコフの芸術』BOX(21枚組)
1986~1995年にロシア出身の名指揮者セミヨン・ビシュコフ(1952~)がフィリップスに録音したオペラ全曲とバレエ全曲を除くオーケストラ作品を集成した初めての廉価BOX。現在入手困難な音源が多く、ビシュコフの意欲的なレパートリーが一気に揃ってしまう便利な一組です。
(2016/07/26)