古楽・バロック
ギヨン&ラ・バンケ・セレスト、マビル&ラ・ギルド・デ・メルスネール~ムファット:24声のミサ曲「労働のさなかに休息を」
ゲオルク・ムファットのミサ曲「労働のさなかに休息を」は同名曲の旋律を全章の多声展開の軸に使う古いパロディ・ミサの手法をとりながら、声楽・器楽からなる24ものパートを四つの楽隊に分け、響きを対置させてゆく複合唱形式の大作。ダミアン・ギヨンらが確かな一体感でまとめあげ、ヴェルサイユ宮殿の歴史ある礼拝堂で収録されました
(2023/09/14)
アレクシス・コセンコ&レザンバサドゥール&ラ・グランド・エキュリー~ジャック=クリストフ・ノード:協奏曲集 Op.17
タルティーニやボワモルティエと同世代のフランス人作曲家ジャック=クリストフ・ノード(1690-1762)。当時のフランスの嗜好を大きく取り入れながら数々の作品を発表したノードの傑作協奏曲集を、リコーダー、フラウト・トラヴェルソ、ヴィエラルーやミュゼットなど、楽譜の表紙の指定に合わせてさまざまな楽器で全曲演奏。18世紀流の室内楽編成で緊密かつ優美なアンサンブルをくりひろげ、ロココ情緒に満ちた作品の魅力を存分に楽しませてくれます
(2023/09/14)
イザベル・ファウスト『ソロ』~マッテイス、ピゼンデル、ギユマン、ヴィルスマイヤー、ビーバー 無伴奏ヴァイオリン作品集
冒頭のマッテイス(息子)の作品は3分半ほどの作品。ファウストの演奏は静かに始まりますが、次第にこの楽曲のもつバッハのシャコンヌのような鬼気迫る凝縮された世界に、聴き手は金縛りにあったように引き込まれてしまいます。その後、プログラムはドレスデンで活躍したピゼンデル、ルイ15世やポンパドゥール夫人に仕えたギユマン、ザルツブルク出身のヴィルスマイヤーと進み、最後は無伴奏ヴァイオリン作品の最高峰のひとつ、ビーバーのパッサカリア「守護天使」で締めくくられます
(2023/09/13)
サヴァール/マレ&クープランのヴィオール曲集~長岡鉄男氏絶賛のASTREEの優秀録音2タイトルがアナログLPで登場!
1975&76年録音のASTREE音源2タイトル(現在はALIA VOXに移行)がアナログLPで登場。ASTRÉEといえば、故長岡鉄男氏が「厚みとアブラっこさ、艶はナンバーワン、時にはしつこいくらい」と名調子で表現したそのサウンドも大きな魅力。ここでも、残響音までが濃厚な空気、他では聴けない低音サウンド。サヴァールが奏でるヴィオール音楽を、とことん味わうことができます。ALIA VOXのSACDシリーズでもおなじみのエンジニア、マヌエル・モヒノがマスタリングを手掛けています
(2023/09/13)
クレーメルの名ドキュメンタリー映像『バック・トゥ・バッハ』がブルーレイ&日本語字幕付で再登場!!
この「バック・トゥ・バッハ」、バッハへ帰れと題された映像集は、74分間に及ぶ「無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ」第1~3番の演奏風景(2001年9月、ロッケンハウス、聖ニコラウス教区教会)と、58分間のドキュメンタリーという二部構成。四半世紀にわたって演奏会では封印してきた無伴奏作品集へのクレーメルの関わり方が、21世紀に入って大きく変化したことを印象付けてくれます
(2023/09/12)
録音が極めて少ない作品!ルセ&レ・タラン・リリク~リュリ:歌劇《テゼ》(3枚組)
クリストフ・ルセとレ・タラン・リリクが探求を続けているリュリ。リュリの3作目のオペラで、録音がきわめて少ない作品“テゼ”が登場。リュリがつくりあげた壮大な音楽を、ルセが、マティアス・ヴィダル、カリーヌ・デエ、デボラ・カシェといった最高の歌唱陣と器楽奏者たちを率いて、これ以上ないかたちで壮麗に響かせます
(2023/09/12)
クラウス・メルテンス&トン・コープマン~J.S.バッハ:宗教歌曲集
古楽界の重鎮トン・コープマンと、親しい友であり共演者であるクラウス・メルテンスによるバッハの宗教歌曲集。『シェメッリ歌曲集』を中心に、『アンナ・マグダレーナ・バッハの音楽帖』からも数曲選び、またオルガン独奏曲も絡めて、各曲の調性や性格のつながりを考慮して全体を構成したアルバムです。(キングインターナショナル)
(2023/09/12)
ヨーヨー・マ/バッハ:無伴奏チェロ組曲全集(1983年作品)が国内盤のみ初SA-CD化!さらにLPも発売!初発売から40周年記念アニバーサリー企画
ヨーヨー・マが20代半ばで録音した第1回目のバッハ:無伴奏チェロ組曲全集。1983年の初発売から40周年を記念したアニバーサリー企画として、国内盤のみ初SA-CD化!そしてLPも完全生産限定でリリースされます。2023年DSDマスタリング
(2023/09/08)
ミロシュ、ソニー・クラシカル移籍第1弾!『バロック』
クラシック・ギタリスト、ミロシュがソニー・クラシカルへ移籍!『バロック』と題されたソニー・クラシカルへのデビュー・アルバムでは、ミロシュ自身が厳選したバロック作品を収録。独奏曲のほか、ジョナサン・コーエンとピリオド楽器とモダン楽器を使い分けるアンサンブル、アルカンジェロとのコラボレーションも実現。鍵盤楽器や弦楽器のために書かれた作品をギターで演奏しています
(2023/09/08)
フランチェスカ・アスプロモンテ、ベゲルマン&アルセナーレ・ソノーロ/『恋する魂は~ヘンデル:カンタータ、アリアとソナタ』
ソプラノ、フランチェスカ・アスプロモンテと、バロック・ヴァイオリン奏者、ボリス・ベゲルマンが率いるピリオド楽器アンサンブル、アルセナーレ・ソノーロの共演によるヘンデル・アルバムが登場。最終トラックには、世界初録音となるというアリア"「我が苦しみはいつか私を満たすだろう」HWV223”が収録
(2023/09/08)
ベルナルディーニ&ゼフィーロ・バロック・オーケストラのバッハ名演をBOX化!J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲、管弦楽組曲(3枚組)
イタリアの古楽器合奏団「ゼフィーロ」が2017~18年にリリースしたバッハの傑作管弦楽作品群が待望のBOX化!フランス宮廷音楽の流儀を意識した低いピッチが独特の味わいをもたらす『ブランデンブルク協奏曲集』、ゼフィーロならではの緊密なアンサンブルを活かしつつもダイナミックな音響対比が痛快な管弦楽組曲など、名演の連続です。リコーダーのオーバーリンガーやチェンバロのコルティ、トランペットのカッソーネなど豪華なソリスト陣にも注目!
(2023/09/07)
ポール・アグニュー&レザール・フロリサン~シュッツ:イタリア語のマドリガーレ集第1巻
レザール・フロリサンの新録音はシュッツのイタリア語のテキストによるマドリガーレ集第1巻。ふたつの合唱隊のために書かれており、イタリア語の言葉のニュアンスや、言葉の感情を、音楽で見事に表現しています。ポール・アグニューの的確な指揮が、若き日のシュッツが作品に込めた思いを美しく響かせています
(2023/09/07)
ラファエル・ピション&ピグマリオン~モンテヴェルディ:聖母マリアの夕べの祈り(2枚組)
2022年度 第60回レコード・アカデミー賞大賞を受賞した“J.S.バッハ:マタイ受難曲”も記憶に新しいラファエル・ピション&ピグマリオンが、モンテヴェルディの“聖母マリアの夕べの祈り”を録音しました。作品のテキストを、全体でひとつの作品という観点から再度読み解きなおし、言葉や場面にふさわしいハーモニーや表現を追求。モンテヴェルディが構想した作品の真の姿をつまびらかにすると同時に、作品固有の劇場感覚までをも存分に引き出しています
(2023/09/07)
バルトルド・クイケン&渡邊順生~J.S.バッハ:フルートとチェンバロのためのソナタ集(全曲)
世界的なフルートの名手、古楽界のレジェンド、バルトルド・クイケンと現代日本を代表するチェンバロ奏者、渡邊順生によるJ.S.バッハのフルート作品全曲録音。出会いから40年以上、旧知の仲の名匠二人による初めての共演となります。抜群の音響を誇るワキタコルディアホール(旧イシハラホール)で2022年12月に収録されました
(2023/09/07)
ルッジェーロ・リッチの名盤 1981年録音のバッハ無伴奏ヴァイオリン全曲がSACDハイブリッド盤で登場!(2枚組)
当ディスクはUNICORNレーベルのライセンス盤で香港のSILKROAD MUSICレーベルからSACDハイブリッド盤でリリースします。リッチ2度目のバッハは1981年、ロンドンの聖ジョージ殉教者教会におけるセッション録音。当録音ではクレモナのロレンツォ・ストリオーニが1779年に製作した銘器を演奏。ロマンティックでふくよかな艶のある音色が印象的で、各作品ワンテイクで演奏しているのも注目です。演奏時62歳のリッチの熟練ぶりを示した名盤です
(2023/09/05)
アヴィ・アヴィタルが、アントニーニ&イル・ジャルディーノ・アルモニコと待望の録音!ヴィヴァルディ、J.S.バッハ、バルベッラ、パイジエッロ、フンメル:協奏曲集
マンドリン奏者のアヴィ・アヴィタルの最新作は、J.S.バッハ、エマヌエーレ・バルベッラ、ヨハン・ネポムク・フンメル、ジョヴァンニ・パイジエッロとヴィヴァルディの協奏曲をイル・ジャルディーノ・アルモニコ&ジョヴァンニ・アントニーニと録音。ヴィヴァルディの“4つのマンドリンと弦楽のための協奏曲”は、最新の技術を使い4つのパートをすべて一人で演奏しています。さらにJ.S.バッハの“マンドリン、リコーダーと弦楽のための協奏曲”はアントニーニがリコーダーのソリストとしても参加しています
(2023/09/01)
世界初録音!フィリップ・ジャルスキーによる『忘れられたアリア集』
カウンターテナーのフィリップ・ジャルスキーの新録音は、偉大な台本作家ピエトロ・メタスタージオによるバロック後期作曲家のオペラからのアリア集。アルバムに収録されている 10曲のアリアはすべて、1748年から1770年にかけて9人の作曲家によって書かれ、世界初録音となっています。共演はジュリアン・ショーヴァン指揮コンセール・ド・ラ・ローグ
(2023/09/01)
ロンドン中世アンサンブル『オワゾリール録音全集』(14枚組)~中世の作品の復興に貢献したアンサンブルの先駆的録音を集大成!
デッカの重要な柱の一つである古楽部門の「オワゾリール」。そのオワゾリールによって録音され、1980年から1985年の間に「フロリレジウム・シリーズ」として発売された、ロンドン中世アンサンブルの全カタログがデッカよりリリースされます。このセットに収められた中世とルネサンスの作品の先駆的録音の多くが名誉あるレコード・アカデミー賞などをはじめとする様々な賞を受賞しています。オリジナル・ジャケット仕様
(2023/09/01)
男声ア・カペラ・アンサンブル「ジェズアルド・シックス」による16世紀から現代まで、時代を超えた傑作選!『明けの明星』
2014年に設立されたイギリスの男声ア・カペラ・アンサンブル「ジェズアルド・シックス」。Hyperionからリリースされる8枚目のアルバムとなる本作では、ラッスス、バードからハウエルズ、ジュディス、ビンガム、オワイン・パーク、そしてペルトまで、16世紀から現代にかけての傑作を集成。有名な季節のキャロル、ルネサンス時代の珠玉の作品や21世紀のハイライトを織り交ぜています
(2023/09/01)
プレフニャク&ヴェルサイユ王室歌劇場管によるハイドン: 交響曲第6番「朝」、第7番「昼」、第8番「晩」、グルック: 精霊の踊り
「マランダン・バレエ・ビアリッツ」がマリー・アントワネットの生涯をハイドンの交響曲で表現したコンテンポラリー・バレエ「マリー・アントワネット」。この3連作交響曲「朝・昼・晩」とグルックのオペラからの抜粋を音楽として選曲。ポーランドの古楽指揮者ステファン・プレフニャクとヴェルサイユ王室歌劇場管弦楽団が刺激に満ちたステージを彩った選曲をそのまま、ヴェルサイユ宮殿を舞台に古楽器演奏で録音したアルバムが登場です
(2023/08/31)