現代音楽
20世紀ブルガリアにおける「最も卓越し、影響力のある作曲家」の一人パンチョ・ヴラディゲロフ(1899-1978)。今作はヴァイオリンとオーケストラのための作品が中心の弦楽器のための協奏曲集。ブルガリアの旋律を用いた一連の曲は、ヴラディゲロフ作品の中でもとりわけ人気が高いジャンルです
(2021/01/06)
1989年に録音された、トイリング&ウィーン放送響によるアイスラーの“ドイツ交響曲”の演奏が登場。この“ドイツ交響曲”は1935年から1937年にかけて作曲された、4人の独唱者、2人の朗読者を必要とする全11楽章の大作。内容はファシズムへの批判であり、ナチへの怒りや、抑圧された者たちの悲しみが生々しく歌い上げられています
(2021/01/04)
20世紀の知られざるレパートリーの録音で話題を呼んできたイギリスの名手、ダニー・ドライヴァー久しぶりのソロ録音は、現代のピアノとピアニストの限界を探求し、超人的な技術が演奏者に要求されるジェルジュ・リゲティの“18の練習曲”を録音!
(2020/12/24)
クレア・ハモンドの最新録音は超絶技巧の難曲揃いの「変奏曲」を集めたアルバム。シマノフスキの“ポーランド民謡の主題による変奏曲”、ドイツの現代作曲家ラッヘンマンの“フランツ・シューベルトの主題による5つの変奏曲”、コープランドの“ピアノ・ヴァリエーション”、グバイドゥーリナ、ジョン・アダムズなど20世紀から21世紀にかけての作品を収録
(2020/12/24)
アコーディオン版「カルメン」で話題となったクセーニャ・シドロワが、2021年生誕100年を迎えるピアソラ・アルバムをリリース!シトコヴェツキーや、ヘンゲルブロックなど共演も豪華、“リベルタンゴ”や“悪魔のロマンス”といったピアソラ作品と、その影響を受けた作品を収録しています
(2020/12/22)
今回は、ヴィラ=ロボスがバッハからロマン派の作品を合唱に編曲した作品を集めた『ヴィラ=ロボス編曲による合唱曲集』に、ゴラン・フィリペツによるリスト:管弦楽とピアノのための作品集、人気シリーズ、オーベール:序曲集の第3集、スーザの『吹奏楽のための作品集第20集』など世界初録音を含むCD12タイトルがリリースされます
(2020/12/21)
2020年の第62回グラミー賞でアタッカ・カルテットのアルバム『オレンジ』(作曲:キャロライン・ショウ)が最優秀室内楽・小編成アンサンブル・パフォーマンス賞を受賞。一気に知名度を高めたキャロライン・ショウの最新作“arrow Sea”が登場!ソプラノ歌手ドーン・アップショウ、ピアニストのギルバート・カリッシュ、ブルックリンの気鋭パーカション・カルテットのソー・パーカッションが参加
(2020/12/11)
今回は、イギリスのパーカッション奏者エヴリン・グレニーが演奏するマレット楽器のための協奏曲集、ゲレーロ&ナッシュヴィル響によるジョン・アダムズの“ハルモニーレーレ”、100年前に編纂された「ドビュッシーのトンボー」、幻の楽器アルペジョーネで聴く“アルペジョーネ・ソナタ”など世界初録音を含むCD10タイトルがリリースされます
(2020/12/09)
邦人作品を積極的に世界へ発信し続ける堤剛が、長年温めてきた作品の数々を、1つのアルバムとしてレコーディング。そのほとんどが初録音となる今回のプログラムは、「Duo(二重奏)」「Solo(独奏)」とディスク2枚に渡る大変充実したもの。作曲家との交流や初演を通じ、作品に深く関わってきた堤剛、その核心に迫る演奏は圧巻です。我が国を代表する作曲家たちがチェロに捧げた作品を俯瞰できる、貴重なアルバム!
(2020/12/08)
“ゴルトベルク変奏曲(弦楽四重奏版)”でも高い評価を得ているアルデオ四重奏団。KLARTHEレーベルからの注目の新録音は「XIII(十三)」にまつわる作品を集めた意欲作。ジョージ・クラムの“ブラック・エンジェルズ”をメインに、シューベルト:弦楽四重奏曲第13番“ロザムンデ”、モンテヴェルディ、パーセルなどを収録
(2020/12/04)
波多野睦美自身のレーベル「ソネット」の6枚目のアルバム『ねむれない夜~高橋悠治ソングブック~』。対話によって生まれ育まれてきた高橋悠治の歌の世界。このアルバムは、波多野睦美のために書かれた新作、森崎和江の詩集『ささ笛ひとつ』から3篇に曲をつけた「旅だちながら」や、1977年に書かれた「ぼくは12歳」など、詩人たちの言葉が時を超え、今この時に心に響く作品が収録されています
(2020/12/03)
クララ・ロックモア(1911-1998)はリトアニア出身。若い頃はヴァイオリンの神童と言われましたが病のためヴァイオリンを断念、その後レオ・テルミンとの運命的な出会いを通してテルミン奏者として立つことを決意しました。絶対音感の持ち主であり、当初ヴァイオリニストを目指していたこともあり、彼女は演奏の難しい楽器テルミンの奏者として他の追随を許さない、テルミニストとしての地位を確固としました
(2020/11/26)
2枚のCDには約160分、69トラックを収録。團伊玖磨の珠玉の映画音楽が満載されています。クラシックの交響作品として味わえるような「壮大」で「長尺」の作品もあり、シンフォニスト團伊玖磨の面目躍如たる傑作群がCDになる喜びは語り尽くせません。主に1954年から1970年初頭かけて約120作品もの映画音楽を手掛けた團伊玖磨。そのなかで最も力を注いだ東宝映画に残した24作品より選びぬいた傑作選!
(2020/11/26)
イギリスのピアニスト、スティーヴン・ハフの新たなリサイタル・プログラム!はかない人生と「死」をテーマに、自作の“ピアノ・ソナタ第4番「はかなき人生」”とショパンの“ピアノ・ソナタ第2番”、リストの“葬送曲”、バッハ=ブゾーニの“シャコンヌ”、グノーの“アヴェ・マリア”などを収録した魅惑のラインナップ!
(2020/11/26)
ジョン・アダムズが作曲した、ゆったりとしたオーケストラの響きで刻々と変化する海の姿を描き、ピューリッツァー賞とグラミー賞を獲得した“Become Ocean”、砂に風紋が生まれる様子を音で克明に描いた“Become Desert”、両作品の原型となった室内オーケストラのための小品“Become River”。この三部作をひとつにまとめたセットが登場
(2020/11/25)
かつてNHKラジオ音楽番組『現代の音楽』などでは、番組放送用音源として、作曲者立ち合いのもと、第一線で活躍する指揮者、オーケストラの演奏で日本人作曲家のオーケストラ作品を度々録音していました。番組放送後NHKに保管され未音盤化の状態にあった音源と、Salidaレーベルの独自活動によりCD化許諾を得られた2曲を2枚に収録。CD3には『片山杜秀さんに訊く「作曲家 伊福部昭」』(訊き手:出口寛泰)を収録!
(2020/11/25)
クリスチャン・リンドベルイがノールショピング交響楽団と録音を続けている現代スウェーデンの作曲家アラン・ペッテションの交響曲シリーズ。この作品は1971年にノーベル文学賞を受賞したチリの詩人パブロ・ネルーダの詩に基づく合唱を伴う交響曲第12番“広場の死者”。強烈なインパクトの中に祈りも感じられる唯一無二の世界が広がります
(2020/11/24)
ルーマニアのクヮルテット、アルカディア弦楽四重奏団のChandos第2弾!21世紀になって演奏、録音の機会が増えているヴァインベルクの弦楽四重奏曲プロジェクトがスタート!第1弾は“弦楽四重奏曲第2番、第5番、第8番”の3曲を収録
(2020/11/20)
自分では楽譜を書かず、1950年代から即興演奏を録音し他人に記譜してもらうようになり、大量の作品が生まれて組曲としてまとめられるようになった異端の作曲家ジャチント・シェルシ(1905-1988)。WERGOレーベルから多数のアルバムをリリースしているピアニスト、ザビーネ・リープナーがチベットを意味する「ボトバ」という副題がついた“組曲第8番”と、最後にまとめられた組曲“第11番”を録音
(2020/11/17)
現代音楽を得意とし世界で活躍しているイギリスのピアニスト、ニコラス・ハッジス。今作はハッジスが世界初演を行ったバートウィッスル作品に、ベートーヴェンの小品を響き合わせることで唯一無二の感覚を呼び起こさせる一枚となっています
(2020/11/13)