現代音楽
高橋アキ、小林健次、篠﨑史子、佐藤紀雄、ほか『近藤譲 時の形』~1983年にLPで発売された名盤が初CD化!
コジマ録音設立50年を記念して、1983年にLPで発売された名盤が初CD化。「時の形」は、オーケストラによるクレッシェンドとピアノによる減衰音のみで構成された名曲。「撚りIII」は1978年より続くシリーズの3作目で、「合奏」の方法論の研究。「二重奏曲」は、ハープとギターによるユニゾンの合奏。「静物」は8つのヴァイオリンによる多重録音作品。タイトルにもなっている「時の形」はオリジナルマスターテープからのリマスター。(コジマ録音)
(2024/08/16)
ピアノ・デュオ、カティア&マリエル・ラベック『フィリップ・グラス: コクトー三部作<限定盤>』(LPレコード3枚組)
グラスがコクトーに捧げたオペラ『恐るべき子供たち』『オルフェ』『美女と野獣』の音楽を収録。グラスの音楽監督であるマイケル・リースマンにより、ラベック姉妹のためにピアノ・デュオ版に編曲されています
(2024/08/15)
リュシル・ブーランジェ『17世紀と21世紀を行き交うヴィオラ・ダ・ガンバの肖像』~ヴィオラ・ダ・ガンバの無伴奏作品集!
フランスのヴィオール奏者リュシル・ブーランジェの新録音は、17世紀に活躍した名匠4人(サント=コロンブ氏、オトマン、マラン・マレ、ドマシー氏)の無伴奏作品と、エルサン、ペソン、シニュベールと世代の異なる現代作曲家たちの新作を組み合わせ、17世紀と21世紀を行き来しながら、この楽器の本質と可能性を鮮やかに引き出す無伴奏アルバムを作り上げました
(2024/08/14)
Naxos~2024年9月第1回発売新譜情報(3タイトル)
今回は3枚のアルバムとしてナクソスからリリースした『ジェネシス』のキーボード奏者トニー・バンクスのオーケストラ作品がセットになって再発売。ほか、ガブリエル・シュヴァーベのベートーヴェン、チェロとピアノの作品集第1集、ヨアヒム・ラフ最後の歌劇《嫉妬深い人々》の世界初録音を含むCD3タイトルがリリースされます
(2024/08/08)
バイバ・スクリデ(vn)マンゼ&ハノーファー北ドイツ放送フィル/グバイドゥーリナ: 三重協奏曲、ヴァイオリンとチェロのためのソナタ
1曲目は、グバイドゥーリナがしばしば用いるバヤン(ロシアやウクライナのボタン式クロマティック・アコーディオン)を含む三重協奏曲。超絶技巧を駆使する3人のソリストをマンゼが率いるオーケストラが支えています。ヴァイオリンとチェロのためのソナタ「歓喜せよ!」は1981年の作品ですが、宗教的な内容を持つとして演奏が許可されず、ペレストロイカ後の1988年にようやく初演されました
(2024/08/07)
『ECM NEW SERIES名盤40』(40タイトル)~初プライスダウン14タイトルを含む名盤40タイトルをSHM-CDで再発売!
現代音楽や古楽、クラシックを融合させたユニークな録音で注目を集めるECM NEW SERIES。1984年に『アルヴォ・ペルト:タブラ・ラサ』をリリースしてから40周年を迎え、初プライスダウン14タイトルを含む名盤40タイトルをSHM-CDで再発売
(2024/08/06)
ローレンス・パワー、コロン&フィンランド放送響/リンドベルイ:ヴィオラ協奏曲、不在、セレナード
ニコラス・コロンとフィンランド放送交響楽団によるフィンランドの作曲家マグヌス・リンドベルイの近作を集めたアルバム。ヴィオラ協奏曲は7つの部分からなる演奏時間33分ほどの大作をローレンス・パワーをソリストに迎えて録音。ベートーヴェン生誕250年の記念にロッテルダム・フィルから委嘱された“不在”、シカゴ交響楽団の委嘱作“セレナード”を収録しています
(2024/07/25)
マイケル・ティルソン・トーマス80歳記念!作曲家としての功績を称える初出音源多数のBOX『「グレイス」~マイケル・ティルソン・トーマスの音楽』(4枚組)
指揮者・作曲家・ピアニストのマイケル・ティルソン・トーマスは、2024年12月21日に80歳を迎えます。傘寿の記念としてPENTATONEレーベルから作曲家ティルソン・トーマスの作品を網羅した4枚組セットがリリースされます。当盤では、リマスタリングされたアーカイヴ音源から初出の新作まで全18篇を収録。100ページを超えるオールカラーのブックレットには、作曲年・初演年・初演者・歌詞を含むティルソン・トーマス著の解説が、貴重な写真と共に掲載
(2024/07/23)
Naxos~2024年8月第2回発売新譜情報(7タイトル)
今回はハリウッド・サウンドの発展に寄与したザードルの協奏的作品を中心としたアルバムに、アメリカ近現代のオルガン協奏曲集をグラミー賞受賞アーティストのコンビで収録した1枚、アフリカ系アメリカ人作曲家ジョージ・ウォーカーのピアノ作品集第2集、現代中国の作曲家チン・ウェンチャンの作品集など世界初録音を含むCD7タイトルがリリースされます
(2024/07/22)
エルビョルグ・ヘムシング、サロネン&スウェーデン放送響/アンデシュ・ヒルボリ:ヴァイオリン協奏曲第2番、リキッド・マーブル~ヒルボリ70歳記念!
スウェーデンの現代作曲家アンデシュ・ヒルボリの70歳を記念して、指揮者エサ=ペッカ・サロネンとスウェーデン放送交響楽団が、ヴァイオリニストのエルビョルグ・ヘムシングと、ソプラノのホルゲションをソリストに迎え、ヒルボリの作品“リキッド・マーブル”“クヴェル”“ヴァイオリン協奏曲第2番”を録音しました
(2024/07/12)
『桑原ゆう:音の声、声の音』(2枚組)~第31回芥川也寸志サントリー作曲賞を受賞、桑原ゆうの初めての作品集!
1984年生まれ、第31回芥川也寸志サントリー作曲賞を受賞した日本の作曲家、桑原ゆうの作品集「音の声、声の音」。妹の桑原まこ(作曲家)、桑原あい(ジャズピアニスト)との「桑原三姉妹」としても知られます。彼女にとって初の作品集となる本作には、ヴァイオリニスト、マルコ・フージと三味線奏者の本條秀慈郎、そして現代音楽ベースのクリエイショングループ、淡座(あわいざ)の演奏で、2014年から2021年にかけて作曲された8つの作品を収録。解説日本語訳のブックレットも封入された日本限定仕様です
(2024/07/11)
藤倉大『ウェイヴァリング・ワールド』(2枚組SACDハイブリッド)
藤倉大の最新作品集。今回も管弦楽、パーカッション、三味線、木管アンサンブル、エレキギター、尺八、オーボエ、チューバ、箏と西洋東洋古今東西の楽器が入り乱れてのヴァラエティ豊かな藤倉大の広大な音楽世界が展開。編集・ミックス、マスタリングまで手掛け、作曲者の理想とする響きが追及されています
(2024/07/10)
ジョシュア・ベル、マット・ハイモヴィッツが独奏!トーマス・ド・ハルトマン:ヴァイオリン協奏曲&チェロ協奏曲
ウクライナに生まれたロシア人作曲家トーマス・ド・ハルトマン(1884-1956)の2つの協奏曲。眩いばかりに輝く旋律と効果的な技巧が散りばめられた協奏曲作品を残しています。ヴァイオリン協奏曲は1943 年に、チェロ協奏曲は1935 年にそれぞれ作曲。雄大な管弦楽に、情感豊かな独奏が魅力であるこれらの作品に魅了されたジョシュア・ベルとマット・ハイモヴィッツが満を持して録音しました
(2024/07/05)
アレクセイ・リュビモフ&ヴィクトリア・ヴィトレンコ/シルヴェストロフ:言いたかった消し去られた言葉
ウクライナの現代作曲家ヴァレンティン・シルヴェストロフ。このアルバムには、ロシアの名ピアニストのアレクセイ・リュビモフと、ウクライナのソプラノ、ヴィクトリア・ヴィトレンコによる歌曲集「シュトゥフェン」や、ベルリンで作曲されたピアノ曲など、1970年代から2023年までの作品が収録されています。注目は、シューマン、ショパン、ブラームスにインスピレーションを得たピアノ組曲である「キッチュ・ムジーク」のリュビモフによる独自な解釈や、シルヴェストロフの亡き妻に捧げられた「3つの小品」
(2024/07/04)
デンマーク弦楽四重奏団『Keel-Road』~北欧の民俗音楽を通した新たな冒険の“旅”
「北海を越えてやってきた音楽の道を辿り、北欧の伝統音楽の音を通してデンマークとノルウェーからフェロー諸島、そしてアイルランド、イングランドへと私たちを連れてゆく旅」(デンマーク弦楽四重奏団)を表現したコンセプト・アルバム
(2024/06/28)
ホーネック&ピッツバーグ響/ブルックナー:交響曲第7番、ベイツ:レスルレクシト(SACDハイブリッド)
2008年からピッツバーグ交響楽団の首席指揮者を務めているマンフレート・ホーネックによる「ピッツバーグ・ライヴ!」シリーズ第15弾。ベイツ作品はマンフレート・ホーネックの60歳の誕生日を記念してピッツバーグ交響楽団が委嘱した作品です
(2024/06/27)
トリオ・ルシェルシュ、リャオ&ケルンWDR響ほか『ヘルムート・ラッヘンマン:わが別れ』~“弦楽三重奏曲第2番 《我が告別》”は世界初録音!
ドイツ現代音楽の大家ヘルムート・ラッヘンマンの、60年代に作曲された「ノットゥルノ」、80年代に作曲された「アレグロ・ソステヌート」、2021-2022年に作曲され世界初録音となる「弦楽三重奏曲第2番《我が告別》」と、3つの異なる創作期間の傑出した作品集。 2024年12月には「我が告別」と「アレグロ・ソステヌート」が東京文化会館で演奏予定。国内仕様盤にはハリー・フォークト&ライナー・ピーターズによる解説とラッヘンマンへのインタビューの日本語訳付き
(2024/06/21)
シェーンベルク生誕150年記念!ジュリアード弦楽四重奏団『プレイズ・シェーンベルク』(7枚組)
ジュリアード四重奏団のシェーンベルク録音は、1951/52年の番号付き弦楽四重奏曲の最初の録音から始まり、さらに長い40年という長い期間にわたって、「非常に知的なシェーンベルクの解釈をスタジオに持ち込んだ壮大な録音」(グラモフォン誌)と不動のものでした。1975年、彼らはニューヨーク、コロンビア30丁目スタジオで4つの四重奏曲をステレオで再録音、初期のニ長調の四重奏曲の初録音も行いました
(2024/06/14)
シェーンベルク生誕150年記念!ブーレーズ『コンダクツ・アルノルト・シェーンベルク』ソニー録音全集(13枚組)
ブーレーズのシェーンベルク録音を集大成したこのボックスセットは、「ストラヴィンスキーとシェーンベルクの傑作が受け入れられるよう最善を尽くしてきました…特にシェーンベルクは」とブーレーズ自身が語っており、1974年の「グレの歌」「モーゼとアロン」(グラミー賞にノミネート)に始まり、1986年の合唱曲集まで、10年以上をかけて収録されています
(2024/06/14)